秘すれば花とは
おはようございます。
あいにくの雨模様で峠走は翌週に延期。残念…
この間、お会いした目上の美しい女性にご本人の恋愛事情を質問したところ、
「秘すれば花」と言われました。
何の事かわからなかったので、どういう意味ですか?と訪ねると、
「知らないの?ちゃんと自分で勉強してください。」と言われました。
その場ですぐ検索してみたものの、お酒の酔いもあり、よくわかりませんでした。
秘すれば花とは
世阿弥の風姿花伝という能の芸論書にでてくる一節です。
秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず。という一節ですが、
これは、「秘めるからこそ花になる。秘めねば花の価値は失せてしまう。」という意味なのでしょうか。
そして、「他人に隠しているものは、本当は大したものではない」という解説もありました。
見えない部分、隠している部分があり、その部分を見ている人が想像力を膨らませ、自分のイメージとして補完するからこそ、さらに美しさや面白さが広がって、そのもの本来の価値を持ち上げる事になるということでしょうか。
彼女が私に言った意味は、
「自分の恋愛話などぺらぺらと誰にでも話しているようじゃ、いい女ではない」という事なのか、
「女は秘めた部分を持つことが恋愛の秘訣」という事なのか、
結局は私には読み取る事が出来ませんでした。
どちらにしろ、この「秘すれば花」という言葉は私には縁遠いものでした。
なにせ、黙って内緒にするというのが苦手だし、
このブログの様に常に思う事を発信していないとストレスになりますからね。
まぁ、手品みたいなものですかね?
たねを明かさなければ面白いけれど、たねあかしをされたらとてもつまらないものだったという。
人間的には秘めた女とは縁遠くても、芸術という面で考えたら重要なポイントだなと思えますね。
これに関する本を何冊か読んでみるかな。
雨の休日。今日は引きこもりでのんびりしようと思います。
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