経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)
今回、融資を受ける為の資料として、半期の試算書を作成しました。
普段は経営という視点で収支を見ていません。
毎月のやりくりが大丈夫かどうかだけのチェックでした。
すると、このまま単純に2倍すると去年より大幅に所得の額が増えそうです。
所得額が増えると健康保険代、市民税が激増します。
去年はこれらの支払が大変だったので、なんとか今年レベルに所得を抑えたいです。
ただ、あまりにも所得金額が少ないと、今度は融資が受けられないと言うデメリットが発生します。
私はこれから色んな事にチャレンジして行こうと密かに企んでいるので、その為には融資を受ける事が必要なのです。
融資を受ける為には過去2年の所得金額をチェックされます。
融資を受ける金額にもよりますが、最低200万円ぐらい所得があることにしておきたいです。
以前にフリーランスの人向けに、小規模企業共済の加入をおすすめする記事を書きました。
小規模企業共済はざっくりいうとお金をプールしておけてその金額が全額控除されるというものです。ただし、廃業時に返金してもらえますが、その時には税金がかかります。それを考慮しても、申告時に控除されるメリットは大きいです。
しかも、掛金納付金額の7割ぐらいの範囲で、無担保の低金利で融資を受ける事が出来ます。まぁ、結局は自分のお金なんですけど。
この小規模企業共済は月7万円まで支払う事ができます。これで年間84万円分の控除となります。
これではまだ足りないので、他に方法が無いかどうか調べたところ、
経営セーフティ共済というものがある事を知りました。
小規模企業共済は控除で経営セーフティ共済は経費計上
これは小規模企業共済とは違って、支払額を控除されるのではなく、経費として計上できるようです。
どうちがうのかというと、経費として計上するので所得自体が低くなります。
小規模企業共済は控除ですので所得には影響しません。
目標とする所得金額となる様に注意が必要です。
とにかく申告額を下げたいという場合は気にしなくても良いですね。
小規模企業共済はmax月額7万円、経営セーフティ共済はmax月額20万円
しかも、12月ぎりぎりに1年分の支払をしてもいいみたいなので最終調整として使えそうです。
掛け金は月額20万円まで。つまり、年間240万円を経費として支払う事が出来ます。
私の場合、現実的にはそんなお金はないので、もう少し少ない額での支払になると思います。
ただし、掛け金は総額800万円までとなっているので、240万円毎年払ってしまうと、数年後には経費計上としての役には立たなくなりますね。
こちらの制度も支払った掛け金の範囲で貸付けを受ける事が出来ます。
お金を支払いつつ、引き出せば生きた資金として利用できるんじゃないかと思います。
ただし、本来この制度の目的は取引先の倒産による連鎖倒産の対策のものですので、節税のため!とは大きな声では言えません。
この先、古い物件の修繕費や新しく雇用するスタッフの人件費などを計上して行くので、もしかすると今年は使う必要が無いかもしれません。
掛け金は1年単位で変更できるようです。
11月末の時点で試算して、加入するかどうか決定しようと思います。
個人型確定拠出年金
余談ですが、個人型確定拠出年金も節税としてもてはやされていますね。これは貸付けが受けられないので実質、満期になるまで全く手が付けられないお金となってしまいます。今のところ私にはあまりメリットが感じられません。
しかも途中解約できないのでなにかと制約があり、よほどお金があまったら考える事にします。
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